趣味の部屋

音楽・映画・サッカー・ファッションなどについてのブログです

星野源 横浜アリーナ Two Beat ドキュメンタリー「横浜の星〜アリーナ史上初の奇跡〜」

f:id:Cozy0823:20150421205917j:plain

Blu-rayの映像特典「横浜の星〜アリーナ史上初の奇跡〜」。それにまつわるエピソードと内容の感想について書こうと思います。

「ツービート」本編を観終わってから、映像特典を観る前にブックレットでクレジットを確認していたら、「横浜の星〜アリーナ史上初の奇跡〜」の監督が坂本あゆみさんだと知ってビックリしました!坂本あゆみさんは去年観た邦画で個人的にベストだった「FORMA」で長編デビューを飾った監督です。「FORMA」はかなりラディカルな作品(何せクライマックスシーンは20分以上の長廻し!)ですが、ストーリーや編集、そして何よりも脚本とカメラワークが本当に素晴らしくて、145分全く飽きさせない作品でした。坂本あゆみ監督の次回作もとても楽しみにしています。

話を「横浜の星〜アリーナ史上初の奇跡〜」に戻しましょう。その坂本あゆみさんが監督だということで、かなり期待値が上がった状態で観たんですが…当たり前ですが「FORMA」とは全然テイストが違う作品でした。まぁそりゃそうですよね、題材が題材ですから(笑)。
ぶっちゃけネタバレになりますが、ライヴ序盤で源くんがウ○コするためにトイレに行くというハプニングと、舞台上にいなくなった主役の不在をバンドメンバーが機転を効かせて即興で繋ぐという2つの出来事を、関係者の証言やその時の映像を基にドキュメンタリータッチで描いた作品でした。スタッフ、バンドメンバー、ライヴを実際に観に来ていた芸能人の証言、舞台裏の映像、そして即興で演奏された曲「トロピカルアリーナ」(笑)
ただある場面で「あっ、これ「FORMA」っぽい!」と興奮した部分がありました。それはトイレに行くために裏に引っ込んだ源くんの様子と、主役不在の舞台上に残されたバンドメンバーの様子を画面を2分割して同時に観せたパートでした。坂本あゆみ監督の特色というかテイストを感じましたね…

スタッフとバンドメンバーの証言、本当に真面目に答えていたのが凄く良かったです!その意見の中には星野源という人物の分析になっている答えがあったり、またその人の源くんに対する想いや愛情が感じられるものがありました。特に盟友の伊藤大地くんの答えはやっぱり付き合いが長いだけあって、かなり的確だと思いましたし、伊賀さんや長岡亮介さんの証言は温かくてお二人の人柄が窺い知れるものでした。あとは理学博士の澤口先生(さんまさんの「ホンマでっか⁉︎」に出てる先生です)の答えも興味深かったなぁ…ただ音楽ライターのアダム・シンクレアのインタビュー部分は、恐らくフェイク・ドキュメンタリーだと思います。ウディ・アレンが「ギター弾きの恋」(大好き!)で取った手法ですね。

映像特典まで楽しいBlu-rayでした。