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「YELLOW DANCER」M⑦〜⑩ 地獄でなぜ悪い、Nerd Strut、桜の森、Crazy Crazy

※この記事はレジーさんの「レジーのブログ LDB」(http://blog.livedoor.jp/regista13/)にインスパイアされたひとり対談形式の記事になってます。レジーさんほどの構成・文章力がないことについてはくれぐれもご了承ください。

※なおこの記事は星野源さんの新譜「YELLOW DANCER」のブックレットの本人による全曲解説(セルフ・ライナーノーツ)に触れる部分がありますので、まだ未購入の方やまだブックレットをきちんと読んでない方で「本人による曲解説は知りたくない‼︎」という方にとってはネタバレになりますのでご注意下さい。


司会者「そろそろ年末のベストアルバム的な記事や音楽誌を目にするようになってきましたね」

cozy「えぇ、もう今年も残り10日をきりました。僕もいろいろと忙しくて…そんな中で一昨日は久々にライヴを観に行ったんですけど、もの凄いライヴだったので早く記事にしたいですね」

司会者「そうですか、それはいい息抜きになりましたね…でもまだ星野源さんの「YELLOW DANCER」の全曲解説が残ってますから、そちらが終わってからにしてもらえますか?そういえば前回「なるべく早い更新を目指す」と言っておられましたが、やはりというか予想通りというか更新が遅くなりましたね」

cozy「すみません、申し訳ないとしか言いようがないです…では早速やりましょうか」

司会者「了解しました。では今日は7曲目の「地獄でなぜ悪い」からです」



cozy「星野さんも出演していた同名映画の主題歌ですね。イントロや曲中でのストリングスがラディカルというか、不協和音ギリギリでイイですね」

司会者「星野さんファンにはお馴染み岡村未央さん(美人‼︎)のアレンジでしょうね。おっしゃる通り確かにギリギリのラインだと思います。あと長岡亮介さんのギターも印象的ですよね」

cozy「このアルバムの長岡亮介さんの演奏はどれも素晴らしいと思いますが、確かにこの「地獄でなぜ悪い」やこのアルバムには未収録ですがシングル「ギャグ」から長岡亮介さんは星野さんの作品に参加するようになったんですよね。そういった意味でも重要な曲だと思います。あとスガダイローさんのラグタイムっぽいピアノも格好良いです」

司会者「8曲目の「Nerd Strut」はこのアルバム唯一のインスト曲ですね。ほぼ全ての楽器を星野さんが演奏していて、唯一ベースだけが細野晴臣さんです」

cozy「最高ですね、細野さんのベース‼︎僕は常々細野晴臣さんのベースは日本一だと思っていまして…もちろんこの曲でも本当に素晴らしい演奏でした」

司会者「この曲調は少しマーチン・デニーを連想させるような感じですね。エキゾチック・ミュージック風というか」

cozy「まぁ星野さんの以前からのファンの方はご存知でしょうが、マーチン・デニーの曲に「SAKEROCK」という曲があって、星野さんはそこからバンド名を取ったんですね。あと細野さんがYMOを結成する時のキッカケとなったのは、同じくマーチン・デニーの「Firecracker」ですので、ある意味星野さんと細野さんを繋ぐ一つのライン上にマーチン・デニーがいると言えます」




司会者「この動画のYMOのお3人や矢野さん、若いですね‼︎演奏もめちゃくちゃ上手いですし、アレンジも格好イイ…
では9曲目の「桜の森」と10曲目の「Crazy Crazy」です。この2曲は両A面シングルとしてリリースされましたね。曲順はシングルリリース時と逆になっていますが」

cozy「僕は個人的に「桜の森」の方が好きな楽曲なので、出来ればシングルのリリース時もこちらをリード曲にして欲しいくらいでした。この曲は星野さんがこのアルバムにブラックミュージックの要素を大胆に取り入れるきっかけになった曲という観点でも重要な曲ですよね」

司会者「そうですね。ただこのアルバムを通して言えることですが、ただ単にブラックミュージックの要素を取り入れましたよというのではなく、それを取り入れて消化して出す際はちゃんと日本のポップミュージックとして成立しているという点が素晴らしいですね。しかも楽曲のクオリティーも高いですし、おまけにセールスまで伴っているわけですから」

cozy「ブラックミュージックの要素という面から考えると歌詞もそうですね。一見わかりにくいかもしれませんが、実はこの曲はセクシャルな歌詞ですからね。まぁ直接的な表現ではないですけど。でも少し文学的な匂いも漂わせつつセクシャルな歌詞というのは高度なテクニックですね」

司会者「星野さんはこの曲について「スケベな音楽が好きです。…自分はやはりジャパニーズ・スケベが好きです」とセルフライナーでコメントしてます」

cozy「よく読めばこのコメントにも納得できると思います」

司会者「そうですか。では10曲目の「Crazy Crazy」についてです。この曲はクレージーキャッツに対するオマージュに溢れる愛ある歌詞が目をひきます。あと演奏編成が凄くミニマムですね」

cozy「ドラムがピエール中野さん、ベースがハマくん、ピアノが小林創さんであと星野さんのヴォーカルとタンバリンとハンドクラップのみですからね。で、このラウドなサウンドを作り出してるのは凄いと思いますね」

司会者「星野さんは「歌とベースがイエロー、ピアノがブラックで、ドラムがホワイト、そんな気持ちで作りました」とセルフライナーでコメントしてます」

cozy「所謂ミクスチャー・ロックですよね。あ、そういえば少し前にカラオケでこの曲を歌ったんですけど、最後の「ララララ〜〜〜〜」のところのキーが高すぎて上手く歌えなかったですね」

司会者「……この記事の〆がこんなどうでもいい話でいいんでしょうか。では今回の記事はこんな感じで。次回は残り4曲を取り上げてこのシリーズの最終回ということでよろしいでしょうか」

cozy「その予定です。なるべく早く更新すべく努力します」