「YELLOW DANCER」M② Week End
※この記事はレジーさんの「レジーのブログ LDB」(http://blog.livedoor.jp/regista13/)にインスパイアされたひとり対談形式の記事になってます。レジーさんほどの構成・文章力がないことについてはくれぐれもご了承ください。
※なおこの記事は星野源さんの新譜「YELLOW DANCER」のブックレットの本人による全曲解説(セルフ・ライナーノーツ)に触れる部分がありますので、まだ未購入の方やまだブックレットをきちんと読んでない方で「本人による曲解説は知りたくない‼︎」という方にとってはネタバレになりますのでご注意下さい。
司会者「さて今日はアルバムの2曲目「Week End」についてですが、この曲は星野源さんのYouTubeオフィシャルサイトで面白い企画で取り上げられています。タイトルは「Week End【星野源と聴く視聴動画】です」
cozy「面白いですね、この動画。ちゃんとアルバムの宣伝も含まれてますし、星野源さんのファンにはお馴染み、PV監督の山岸聖太さんとのトークもありますし」
司会者「では「Week End」の話に移りましょうか。1曲目「時よ」に続いてとてもポップで軽快な曲ですね」
cozy「僕、この曲もの凄く好きなんですよ‼︎ 冒頭のメロディーとサビのメロディーのヴォーカルがハモってる感じとか、ホーンセクションのフレーズとか70年代ディスコミュージックって感じでワクワクしますね〜。個人的に70年代のソウル/ディスコ/ファンクミュージックは大好物なので」
司会者「個人的な嗜好にバッチリ嵌ったんですね。確かに私もホーンの感じはEarth,Wind&Fire(EW&F)っぽいなぁ、と思いました。あとこの曲でもハマ・オカモトくんのベースが凄く印象的ですね。長い間奏の所のベースラインはこの曲の聴きどころだと言えると思います」
cozy「確かにホーンセクションとの相性もバッチリです‼︎ハマくんも星野さんと一緒でブラックミュージック大好きですからね。こういう曲は自分のバンドOKAMOTO'Sでは演奏しないとは思いますけれども、このベースラインを聴くとブラックミュージックに造詣が深いことがすぐにわかりますね…しかしそれにしてもハマくんは若いのに黒っぽくてグルーヴィーなフレーズを弾きますね〜。素晴らしいベースプレイヤーだと思います‼︎」
司会者「同感です。あと石橋英子さんのコーラス(というかハモり)も効果的ですね。とても耳に心地よいと思いましたけれども」
cozy「そうですね〜、やっぱりディスコミュージックには女性の声は重要で欠かせないものですからねぇ」
司会者「では次に歌詞に注目してみたいと思いますが…何か印象的なフレーズはありますか?」
cozy「そうですね、先程言ったように曲調はディスコミュージックなんですけれども、歌詞に「花が色づく頃は」とか「木の葉色づく頃は」といったものが含まれているのが一番グッときましたね。そういったフレーズを用いることによって季節の移ろいも描写していて、明らかに四季それぞれの特色がある日本の歌を歌ってるんだなぁ…と感じました」
司会者「なるほど、面白い観点ですね。星野さん本人はセルフライナーで「小学生の頃に感じた、土曜日のワクワクした楽しい気持ちを思い出しながら作りました」というコメントを残しておられます」
cozy「確かにその雰囲気は曲に反映されていますよね。「未来を今 踊る」や「週末の街角 ここから始まる」、「今を生きる すべての人に捧ぐ」といったフレーズもとても能動的で明るい前向きな感触が残ります」
司会者「これはあくまでもただ連想しただけなので、何か特定の曲が似てるとかそういうことではないんですけど…EW&F繋がりと曲調で考えると初期のドリカムを連想させるような曲でもありますよね」
cozy「そうかもしれません。もう20年以上前からドリカムはEW&Fや70年代ソウル/ディスコミュージックを日本語のポップスに換骨奪胎していた、いわば先人ですから。そういえば彼らの代表曲に「決戦は金曜日」というこの「Week End」に通じる曲がありますけれども」
司会者「21年前の映像ですか…皆さん若いですね‼︎アレっ、ドリカムって3人(以下自主規制)」
cozy「まぁそれはともかく、この曲がTVの朝の情報番組で毎日のように流れているというのはある意味快挙だと思いますよ。テイストは70年代ディスコミュージックの曲が早朝から流れていますし、何せその番組は月曜から金曜までの放送なのにテーマソングのタイトルが「Week End」な訳ですから‼︎」
司会者「なるほど。そういう見方も出来ますね…では今日はこのぐらいで。次は3曲目の「SUN」です。この曲は以前シングルで発売された時にこのブログで記事にされていましたけれども」
cozy「まぁそうなんですけど、アルバムの並びで考えたり、前後の曲とのバランスなどの点から論じることが出来ればと思っています」
- アーティスト: 星野源
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2015/12/02
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