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星野源「SUN」

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5月27日発売になった星野源くんのニューシングル「SUN」。本当に素晴らしい楽曲揃いで、源くんが新たなステージにステップアップしたことがよくわかる作品に仕上がっています。今回はこのシングルの全曲の解説と感想の記事を書いてみようと思います。

1曲目「SUN」
まずイントロのギターのリフ・カッティングがメチャクチャ格好イイ‼︎個人的にこのようなギターのカッティングによるイントロは大好物なんですけど、このイントロや曲全体を通してのリズムはソウルミュージックと70年代ダンスミュージックの影響下にあることは明白ですね‼︎前作「CRAZY CRAZY/桜の森」で目指したであろうリズムやビートに重きを置いた作品作り(特に「桜の森」での黒っぽさや大胆なストリングスのアレンジ、メロディー)をより深化させたような楽曲に仕上がっていると思います。それでいてちゃんとポップソングとしてもキャッチーで口ずさみやすいという素晴らしい曲です。歌声も少し艶っぽくてイイですねぇ。あと歌詞も源くんが大好きなマイケル・ジャクソンを連想させるような部分(「HEY J」と呼び掛けられているのはマイケルのことだと思います。後の方の歌詞で「月の上も すべては思い通り」とありますが、これはマイケル・ジャクソンの十八番ムーン・ウォークのことでしょうし)が見受けられて、マイケル・ジャクソンが「いつでもただひとりで 歌い 踊る」姿を思い浮かべながら聴くとちょっとグッときますね…

2曲目「MOON SICK」
源くん本人が「夜遊びの歌です」と解説していますが、その夜遊びしている時に陥りやすい変なテンションの高さが楽曲のリズムやムードに反映されているっぽいなぁ…と感じました。少しジャズっぼい部分があったり、夜遊びして楽しいんだけど後ろめたさや背徳感も少し感じていることが窺える歌詞もイイですね。ちなみに源くんがサックスの武嶋さんのことを「カモン!タケちゃん」って呼ぶところは、ユニコーンの名曲「人生は上々だ」の民生さんが間奏でギターの手島さんを呼ぶことへのオマージュかな?

3曲目「いちにさん」
全ての楽器を源くんが担当している意欲作。特典DVDでレコーディングの様子が観れましたが、特にデモテープなどを作るのではなく、自分の頭の中にあるアイディアを次々と試しつつ作品を仕上げていく様は「あぁ、流石だなぁ」と感じずにはいれませんでした。本人は解説で「しゃっくりを止める歌」って言ってますけど、それだけじゃなくて何かのメタファーとしてこの歌詞を書いたんじゃないかなぁ…と深読みしてしまいました。個人的にはしゃっくりを止める時に行う努力と、何かの問題や試練に直面した時にどう対応するか?というのを引っ掛けてるんじゃないかと感じたんですけど…気のせいかもしれませんが(笑)

4曲目「マッドメン(House ver.)」
源くんのシングル恒例の宅録楽曲。これまでハウスバージョンでの楽曲は割としっとりと弾き語る曲調のものが多かったですけど、少しアップテンポでアコギを激しく弾くような楽曲だったのは新鮮でした。この楽曲はソウル/ファンクミュージックの影響が濃い気がしましたね…少し初期のキザイア・ジョーンズっぽいっていうか。格好イイ曲です‼︎


以上のような素晴らしい楽曲4曲が収録されたシングルでした。しかし単純に考えて「STRANGER」以降に発表されたシングルが全て新しいアルバムに収録されるとしたら、「ギャグ」と「地獄でなぜ悪い」と「CRAZY CRAZY/桜の森」とこのシングル「SUN」の5曲は確定ですから、近い将来制作&発売されるであろう新しいアルバムは凄いアルバムになるはず‼︎と1人で盛り上がってしまいました。本当にそのアルバムを早く聴きたいですし、心待ちにしたいと思います。

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