趣味の部屋

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百円の恋

安藤サクラさん主演の「百円の恋」を観ました。f:id:Cozy0823:20150212232532j:plain

前半は正直「こりゃ、どうしょうもないなぁ」という主人公一子のだらしない日常を見せられて正直観ていてツラかったり痛々しいなぁ…という場面が続きましたが、中盤〜ラストまではがらっと映画のテイストも変わり、まるで「ロッキー」のようなスポ根ドラマに変化するのが面白かったです。もちろん前半にも面白い場面は沢山ありましたけど。例えば新井浩文さんがバナナ山ほど買って全部レジに忘れるところとか、あと根岸季衣さんが出てくる場面は全部笑えたなぁ。

安藤サクラさんの女優としての素晴らしさがボクシングのトレーニングのシーンに集約されていたと思います。パンチやステップはもちろん凄かったですが、個人的にはミット打ちの場面が素晴らしい!と感じました。サクラさん、どのくらいトレーニングしたんだろ?あと最初のシーンから何キロくらい減量したのかなぁ?まるで女版デニーロですね!

新井浩文さんも良かったなぁ。しかし新井さんはいつも似た役な気がする…相変わらずの目つきの悪さ、女の子にだらしない所、ぶっきらぼうな感じ。もうちょっと彼の違う感じの演技も見てみたいですね。まぁこれは新井さんではなく、キャスティングする人や監督に願うことですが。

ただ一つだけ気になったことが…ラストシーンが終わりエンディング曲がかかるんですが、正直「これだけ素晴らしい作品に、本当にこの曲がエンディング曲でいいんだろうか?」と感じました。これは邦画ではたまにあることで、自分の中の代表例としては「桐島、部活やめるってよ」ですかね。あの大傑作にあのエンディング曲はないだろ…って今でも思っています(Blu-ray持ってるんですけどね)。そこだけが惜しい!って感じた部分です。

しかし間違いなく今年の邦画ベスト10に入るであろう作品です!